CES2016で気になった10のIoT製品と新しいエージェンシーモデル

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世界最大の家電見本市のCES2016が米国ラスベガスで2016年1月6日〜9日に開催されました。家電量販店が大好きな私がワクワクしながら参加してきましたので気になったIoT製品をレポートしたいと思います。

世界最大の家電見本市CES

Consumer Electolonics Showの頭文字をとっての「CES」ですが、最近は家電の展示だけではなく、自動運転機能搭載の車やウェアラブル端末など、インターネットに繋がった端末の展示や各社から新製品や開発中の製品の発表の場となっております。出展者の中で多かったテーマは、自動運転車、IoT、ドローン、3Dプリンタ、VR(Virtual Reality)でした。

生活の中に入り込むIoT

自身の仕事と一番近い関係にあるのがIoT分野のため、IoT関連の展示を中心に見て回りました。

1.スマートウォッチ:カシオ WSD-F10

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今回のCESでカシオがAndroid Wearを搭載したアウトドア向けのスマートウォッチ「WSD-F10」を発表しました。方位、高度、気圧の計測や日の出・日の入り時刻、潮の満ち引き(タイドグラフ)、活動計が備わっており、トレッキング、サイクリング、魚釣りなどのモードで現在の状況を的確にお知らせしてくれるというものです。日本では3月下旬に7万円で発売とのことです。個人的にはトレッキング、サイクリング、魚釣りは殆ど行うことがないという事と、iPhoneユーザーのため、AndroidWearとiOS端末の連携がもう少し進まないと「購入したい」という気にならない製品でした。

 2.ヘルスケア:Withings スマート体温計

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 スマート体重計で有名なフランスのWithings社がこめかみ部分に2秒当てるだけで体温が測れるスマート体温計を発表(日本未発売)。Wifi経由でインターネット接続されており、家族の体温をアプリを通して確認することができます。Withing社の製品は、製品コンセプトから、各種センサー、アウトプットするアプリケーションまでが利用者視点で開発されていて、とても良く出来た製品(サービス)と感じました。デザイン、テクノロジー、マーケティングがとても良いバランスで調和しており、UXを大切に作られているのがよく分かる製品群です。

3.ヘルスケア&スポーツ:Under Armour 健康管理システム 

Under Armour社がHTC社と組み、1日活動をトラッキングするスマートバンド、心拍センサー、スマート体重計、ダッシュボードモバイルアプリの4つを組み合わせて使用する「HEALTH BOX」という健康管理システムを発表していました。

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4.スポーツ:Sensoria スマートランニングウェア

また、米国Sentria社が展示していた導電性で心拍メーターがついたランニングウェアが目立っていました。

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5.スポーツ:Mettis Trainer スマートインソール

Mettis Trainer社など数社がインソールにチップを埋め込み、体重のバランスや走り方などを診断するサービスを展示。

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6.子育て支援:Owlet ベビーモニター

Owlet社が発表していたのは、赤ちゃんの酸素量や心拍数の計測ができる靴下とアプリで、engadgetの「Best of CES 2016」にも表彰されていました。

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7.料理:ロボットバーテンダー

クラウドファンディングのKickStarterで約3,700万円を集めた、アプリで選んだカクテルを自動作成できるロボットバーテンダーSomabarも展示されておりました。

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8.ガジェット:nexpaq モジュールスマホケース

香港のnexpaq社は変わったスマホケースを出展。スマートフォンケースに自分が必要なモジュールを追加できます。追加できるモジュールは、以下の様なもの。

  • バッテリー
  • 湿度&温度計
  • スピーカー
  • USBメモリ
  • レーザーポインタ
  • 酒気検知器
  • LEDフラッシュライト
  • ショートカット用ボタン
  • SDカードリーダー
  • バックアップHDD
  • 空気質測定器

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9.音楽: BRAGI ワイヤレススマートイヤホン The Dash

BRAGI社が発表していたワイヤレスイヤホン「The Dash」は、一見、装着しているのがわからないぐらいの極小のワイヤレスのイヤホンです。スマートフォン接続し通話ができるようにマイクも付与されているだけではなく、活動量計を兼ね備えており、音楽、通話、活動量計の3in1のワイヤレスイヤホンです。

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10.教育&おもちゃ:LEGO WeDo 2.0

CES2016の中で今すぐ欲しいと感じた、LEGOのWeDo 2.0。子供用のプログラミング言語「Scratch」のように、タブレットやパソコンで簡単な操作だけでLEGOを動作させるプログラムを作成することができます。LEGOは従来からマインドストームという子供の学習向けのLEGOを発売していましたが、マインドストームは対象年齢が10歳〜21歳までなのに対し、WeDo2.0は7歳以上の小学生が対象です。幼少期の子供に、ロボットで遊びながらプログラミングや機械工学を学ぶには、とても良い教材ではないでしょうか?
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クラウドファンディング支援エージェンシー

CES会場のスタートアップ展示場のEureka Parkを見ている時に「Agency2.0」というものづくりスタートアップを支援するエージェンシーを見つけました。彼らはINDIEGOGOKickStarterなどのクラウドファンディングで資金調達を行い、ものづくりスタートアップを成功させるためのエージェンシーで、クラウドファンディングでの資金調達サポートや、PR、ブランディング、コピーライティング、製品Webサイトの作成、製品紹介ビデオ制作、販路開拓支援などを行っています。日本では、クラウドファンディングで資金調達を行い、起業するケースは未だ少ない状況ですが、スタートアップ時期に製品開発に集中する中で、資金調達やマーケティング機能を専門家にアウトソースするニーズはあるのではないでしょうか。近い将来、日本でも同じようなエージェンシーが出てくるのではと考えています。